おおさかけんぽう

法律をおおさか弁で知ろう。知らんけど

第41条外国商人の自由通商

すべての商人は、昔からの正当な慣習に反する悪しき通行税を除いて、安全かつ確実に、イングランドから退去して、イングランドに来住して、イングランドに滞在して、陸路水路でイングランドを通行して、売買を行う権利を持つもんとするで。

ただし、戦時には、敵国出身の商人はこの限りやない。もし戦争開始時にわが国におった敵国商人がある場合は、戦争開始時にわが国におったわが国の商人が敵国で身体と商品の安全を保障されるまで、報復措置として、身体に害を加えることなく拘留されるもんとするで。

ワンポイント解説

外国の商人を守る条文やねん。イングランドの経済は外国との貿易で成り立ってたから、外国の商人が安心して商売できる環境を作ることが大事やったんや。せやけどジョン王の時代は、外国の商人が不当な扱いを受けることがあったんやで。

例えばな、フランスやドイツから来た商人が、ロンドンで商売しようとしたら「お前は外国人やから、税金を10倍払え」とか「イングランド人と同じ権利はないで」って言われることがあったんや。これじゃあ外国の商人は来えへんようになるし、貿易も衰退してしまうやろ。

この条文は「外国の商人は、戦争中の敵国以外なら、安全に入国して、滞在して、商売して、出国できる」「古来の正当な関税以外は取ったらあかん」って決めたんや。つまり外国人でも、ちゃんと保護されて公平に扱われる、っちゅう国際商業のルールを作ったわけやな。

今でいう「内国民待遇」っちゅう考え方に近いんやで。WTO(世界貿易機関)の協定にも、外国の商品や商人を自国民と同じように扱いなさい、っちゅうルールがあるやろ。マグナ・カルタは800年以上前に、もう国際貿易の公平性を理解してたんやな。

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