第4条第4条
第1節
各州では、他の全部の州の公の法令と記録と司法の手続きに対して、十分な信頼と信用を与えなあかんねん。連邦議会は、一般的な法律で、こういう法令と記録と司法の手続きが証明されるやり方と、その効力を決めることができるんや。
第2節
各州の市民は、他の全部の州での市民の特権と免除を享受する権利を持っとるんやで。
どっかの州で反逆罪とか重罪とか他の犯罪で訴えられた人が、司法から逃げて他の州で見つかった場合、その人が逃げた州の行政府の要求で、その犯罪について管轄権を持っとる州に移送されるために引き渡されるんや。
どっかの州で、その州の法律に基づいて労役とか労働をする義務がある人が、他の州に逃げた場合、その州のどんな法律とか規則によっても、その労役とか労働から解放されることなく、その労役とか労働を受ける権利を持っとる当事者の請求で引き渡されるんやな。
第3節
新しい州は、連邦議会によって、この連邦に入ることができるんや。せやけど、どっかの他の州の管轄の中で新しい州が作られたり設立されたりしたらあかんねん。それと、2つ以上の州とか州の一部が合併して、関係する州の議会と連邦議会の同意なしに、どんな州も作られたらあかんで。
連邦議会は、アメリカに属する領土とか他の財産を処分して、これに関する必要な全部の規則と決まりを作る権限を持っとるんや。この憲法のどんな決まりも、アメリカとか特定の州のどんな請求権も害するように解釈したらあかんねん。
第4節
アメリカは、この連邦の全部の州に対して、共和制の政治体制を保障して、それぞれの州を侵略から守るんや。それと、州議会か(州議会が召集できへん場合には)行政府の要請で、国内の暴力から守るんやで。
州と州の関係と、連邦が州を守る保障を決める条項やで。アメリカは50の州がそれぞれ独自の法律を持っとるから、州同士がうまくやっていくためのルールが必要やったんや。ないと、50の小さな国がバラバラに動いて、まとまりがなくなってしまうからな。
第1節は「十分な信頼及び信用条項(Full Faith and Credit Clause)」っちゅうやつで、各州が他の州の法令とか司法の判断を尊重する義務を決めとるんや。これ、めっちゃ大事な条項やねん。例えばな、カリフォルニア州で結婚した人が、テキサス州に引っ越しても、その結婚が認められなあかんっちゅうことやな。運転免許証もそうや。フロリダ州で取った免許証は、ニューヨーク州でもアラスカ州でも有効なんやで。離婚判決もそう。ネバダ州で離婚が成立したら、他の州でも「あんたらまだ夫婦や」って言われることはないんや。せやけど、これが大問題になることもあるんやな。2000年代には、マサチューセッツ州で同性婚が認められたんやけど、テキサスとか南部の保守的な州が「うちでは認めへん」って拒否して、最高裁まで争われたんや。2015年にやっと全米で同性婚が認められるようになって、この問題は解決したんやで。第2節は州民の特権が平等やっちゅうことと、犯罪人の引渡しを決めとるんやな。例えば、ニューヨークで殺人した人がフロリダに逃げても、ニューヨーク州知事が「この人引き渡してや」って要求したら、フロリダ州知事が引き渡さなあかんのや。
第2節第3項の「労役又は労働に服する義務を負う者(Person held to Service or Labour)」っちゅうのは、実は奴隷を返す条項(Fugitive Slave Clause)やったんや。奴隷が南部の奴隷州から北部の自由州に逃げても、奴隷州に送り返さなあかんっちゅう、今考えたらめっちゃ恥ずかしい決まりやったんやな。建国の父たちの中にも奴隷制に反対する人はおったんやけど、南部の州が「奴隷制を廃止するなら憲法に参加せえへん」って脅したから、妥協してこの条項を入れたんや。1850年には「逃亡奴隷法(Fugitive Slave Act)」っちゅう法律ができて、北部の自由州でも逃亡奴隷を捕まえて南部に返すことが義務づけられたんやで。これに怒った北部の奴隷制反対派(Abolitionist)が、地下鉄道(Underground Railroad)っちゅう秘密のネットワークを作って、奴隷をカナダに逃がす手助けをしたんや。ハリエット・タブマンっちゅう元奴隷の女性が、何度も危険を冒して南部に戻っては奴隷を逃がして、「黒人のモーセ」って呼ばれたんやな。1865年の修正第13条で奴隷制が廃止されて、やっとこの恥ずかしい条項も無効になったんや。
第3節は新しい州が入る手続きを決めとるんや。当初は13州やったアメリカが、今は50州になったんやで。西部開拓が進むにつれて、オハイオ、インディアナ、イリノイとかの新しい州がどんどん加わっていったんや。一番最近入ったのは1959年のアラスカとハワイやねん。せやけど、ハワイの加入には暗い歴史があるんやで。1893年にアメリカの企業家たちがハワイ王国を転覆させて、リリウオカラニ女王を追放したんや。「アメリカの帝国主義や」って批判されとるんやな。第4節の「共和制の政体を保障する(Republican Form of Government)」条項は、各州が民主的な政治体制を続けることを連邦が保障する大事な決まりやねん。「侵略から保護する」っちゅうのは外国からの攻撃を防ぐことで、「国内の暴力から保護する」っちゅうのは暴動とか反乱を鎮めることやで。実際、1861年の南北戦争のときは、南部の11州が連邦から離脱(secession)しようとして、リンカーン大統領がこの条項を根拠に軍を動員したんや。60万人以上が死んだ凄惨な戦争やったけど、結果として奴隷制が廃止されて、連邦の統一が守られたんやな。日本は北海道も沖縄も全部同じ日本やけど、アメリカは50の州がそれぞれ独自の法律を持ってて、まるで50の小さな国が集まってるみたいな感じなんやで。
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