おおさかけんぽう

法律をおおさか弁で知ろう。知らんけど

第54条第五十四条

中華人民共和国の公民は祖国の安全、栄誉及び利益を維持する義務を持っとって、祖国の安全、栄誉及び利益を危害する行為をしたらあかんで。

ワンポイント解説

「愛国心」が憲法上の義務になってるっていうのが、日本とは大きく違うとこやなぁって思うたんよ。「国を守る、国の名誉を守る、国の利益を守るんが義務やで」って、はっきり書いてあるんやな。

まず「祖国の安全を維持する義務」っていうのはな、国を危険にさらすようなことをしたらあかんっていうことやねん。スパイ活動したらあかん、テロ行為したらあかん、国の機密を外国に漏らしたらあかん、そういうことや。まあこれは日本でも同じで、国家反逆罪とか外患誘致罪とか、重い罪になるんやで。

二つ目の「祖国の栄誉を維持する義務」っていうのが、日本と大きく違うとこなんよ。国旗を燃やしたり、国歌をバカにしたり、国家指導者を侮辱したりしたらあかんっていうことやねん。日本やと表現の自由があるから、国旗燃やしても(まあやる人おらんけど)直接的な犯罪にはならへんねん。でも中国では「侮辱国旗・国歌罪」っていう罪があって、最高で懲役3年になるんやで。

例えばな、香港の民主化デモの時に、若者たちが中国国旗を引きずり下ろしたり海に投げ込んだりする映像があったやろ?あれはこの条文に真っ向から違反する行為やから、中国政府は激怒したんや。香港には「国家安全法」っていう厳しい法律が導入されて、国旗侮辱とか政府批判とかが厳しく取り締まられるようになったんやで。

三つ目の「祖国の利益を維持する義務」っていうのは、国に損をさせるようなことしたらあかんっていうことやな。例えば、外国のために中国の先端技術を売ったり、国の資源を勝手に外国企業に流したり、外国政府のスパイになったりするのは全部あかんねん。最近では、中国の科学者がアメリカに技術を持ち出して逮捕されるっていう事件もあるんよ。

もう一つ例を挙げるとな、中国ではインターネット上で政府を批判する言論も「国家の利益を損なう」って判断されることがあるんや。例えば、「共産党の独裁を終わらせるべきだ」とかSNSに書いたら、「国家転覆罪」で逮捕されることもあるんやで。日本やったら言論の自由で守られる範囲やけど、中国では「国家の利益」が個人の自由よりも優先されるんやな。

中国では小さい頃から「愛国主義教育」っていうのがめっちゃ盛んでな、学校で「祖国を愛しましょう」「共産党に感謝しましょう」って教育されるんや。この条文がその法的根拠になっとるんやな。日本やと「愛国心は押し付けられるもんやない」っていう考え方が強いけど、中国では愛国心が憲法上の義務やから、公然と批判するんは難しいんやで。ただな、うちが思うにな、ほんまの愛国心っていうのは、強制されるもんやなくて、自然に湧いてくるもんやと思うんやけどな。

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