第53条 第五十三条
第53条 第五十三条
中华人民共和国公民必须遵守宪法和法律,保守国家秘密,爱护公共财产,遵守劳动纪律,遵守公共秩序,尊重社会公德。
中華人民共和国の公民は憲法と法律を守って、国家秘密を保守して、公共財産を愛護して、労働紀律を守って、公共秩序を守って、社会公徳を尊重せなあかんねん。
この条文は、公民の基本的義務を包括的に列挙しています。憲法と法律の遵守、国家秘密の保守、公共財産の愛護、労働紀律の遵守、公共秩序の遵守、社会公徳の尊重という六つの義務が定められています。
憲法と法律の遵守は、法治国家の基本原則です。国家秘密の保守は、国家安全に関わる重要な義務として位置づけられています。
公共財産の愛護は、社会主義国家において公有財産が重要な位置を占めることを反映しています。労働紀律の遵守は、計画経済時代の名残でもありますが、現在も職場規律の重要性を示しています。
公共秩序の遵守と社会公徳の尊重は、社会の安定と道徳水準の維持を求めるものです。これらの義務は、個人の自由よりも社会秩序を重視する社会主義国家の特徴を示しています。
日本国憲法の義務って三つだけ(教育・勤労・納税)やのに、中国憲法では六つもの義務がズラーっと並んどるんやなぁって。それぞれ説明していくわな。
まず一つ目、「憲法と法律を遵守する」っていうのは、まあ当たり前やな。国のルールは守りましょうっていうことや。でも中国では、この「法律を守る」っていうのと「共産党の指導に従う」っていうのがセットになってることが多いんよ。法治国家やけど、最終的には党が指導するっていう仕組みやねん。
二つ目の「国家秘密を保守する」っていうのは、国の機密情報を漏らしたらあかんっていうことやな。日本でも特定秘密保護法があるけど、中国ではもっと範囲が広いんや。政府が「これは秘密や」って決めたら秘密になるから、外国人が写真撮っただけで「スパイ容疑」で捕まることもあるんやで。何が秘密かが曖昧やから、けっこう怖い面もあるんよ。
三つ目の「公共財産を愛護する」っていうのは、社会主義国家らしい表現やな。公園のベンチとか、バス停とか、公共のもんを壊したらあかんっていうことやねん。まあ日本でも同じやけど、中国では国有企業の財産とか公有地とかも含むから、範囲がめっちゃ広いんや。昔は「人民の財産を大切に」っていうスローガンがあってな、公共物を壊したら「反革命行為」とまで言われた時代もあったんやで。
例えばな、公園の花壇の花を勝手に摘んだり、図書館の本を破ったり、バスの座席を汚したりするのは全部あかんわけや。「みんなのもんやから大事に使おうな」っていう精神やねん。社会主義では「私有財産」よりも「公有財産」が重視されるから、この義務が憲法に書いてあるんやな。
四つ目の「労働紀律を遵守する」っていうのは、職場のルールをちゃんと守れっていうことやな。これがまた中国らしいんよ。昔の計画経済の時代は、みんな国営企業で働いとって、「鉄飯碗」(一生クビにならへん職)って言われてたんや。でも、サボったり遅刻したりするんは「社会主義建設を妨害する行為」として厳しく批判されてたんやで。今は民間企業も増えて、解雇もあるようになったけど、「労働紀律」っていう概念は残っとるんやな。
五つ目の「公共秩序を遵守する」っていうのは、社会のルールを守って混乱を起こしたらあかんっていうことや。例えば、道路交通法を守るとか、行列に割り込まへんとか、そういう常識的なマナーのことやな。中国は人口が多いから、一人ひとりがルールを守らんと大混乱になるんよ。
六つ目の「社会公徳を尊重する」っていうのは、道徳心を持ちましょうっていうことやねん。これがおもろいんやけど、中国政府は「精神文明建設」っていうて、経済発展だけやなくて道徳水準も上げようっていう運動をやっとるんや。例えば、お年寄りに席を譲るとか、ゴミをポイ捨てせんとか、公共の場で大声で喋らんとか、そういう「文明的」な行動を推奨しとるんやで。地下鉄の駅とかに「文明乗車」(マナーを守って乗りましょう)っていうポスターが貼ってあったりするんやな。
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