第111条第一百一十一条
都市及び農村において住民居住地区に基づいて設立される住民委員会または村民委員会は基層の大衆性自治組織なんや。住民委員会、村民委員会の主任、副主任及び委員は住民が選挙するんやで。住民委員会、村民委員会と基層政権との相互関係は法律で規定するんや。住民委員会、村民委員会は人民調停、治安保衛、公共衛生等の委員会を設けて、本居住地区の公共事務及び公益事業を処理して、民間紛争を調停して、社会治安の維持を補助して、かつ人民政府に対して大衆の意見、要求を反映して、提案を提出するんやな。第六節 民族自治地方の自治機関
中国の一番下のレベルの自治組織について決めてるんや。都市部には「住民委員会」、農村部には「村民委員会」っていう組織があってな、これが日本でいう町内会とか自治会みたいなもんやねん。
この委員会の理事長(主任)、副理事長(副主任)、理事(委員)は、地域の住民が選挙で選ぶんや。日本でいうたら、町内会の会長さんとか役員さんを選挙で選ぶみたいなもんやな。これ、中国では珍しい「下からの民主主義」なんやで。全国人民代表大会の代表は直接選挙やないのに、この一番下のレベルだけは住民が直接選べるんや。草の根民主主義っていうやつやな。
この委員会がやることは、けっこう幅広いねん。まず近所の揉め事を仲裁する「人民調停」があるんや。例えばな、隣の家と境界線でもめたとか、騒音でトラブルになったとか、そういうのを裁判所に行かんでも、この委員会で話し合って解決するんやで。それから「治安保衛」っていうて、防犯パトロールしたり不審者に注意したりする仕事もあるんや。さらに「公共衛生」で、ゴミ出しのルール決めたり、伝染病が流行った時の対応したりもするねん。
日本の町内会がやっとること、例えば祭りの準備とか清掃活動とかと似とるけど、中国の方がもうちょっと公的な面が強いかもしれへんな。それに、住民の声を役所に伝える役目もあるんや。「道路が壊れとるから直してほしい」とか「公園がほしい」とか、そういう住民の要望を集めて、人民政府に「こんな意見出てますよ」って報告するんやで。
実はな、中国では土地が国有やから、村の土地をどう使うかとか、マンションの管理費をどう使うかとか、けっこう大事なことをこの委員会で決めとるんや。日本のマンション管理組合よりもっと権限があるイメージやな。例えばな、村の委員会が「この土地は工場に貸そう」とか「この土地で野菜作ろう」とか決めるんやで。
地域のことは地域で決める、っていう自治の精神が生きとる組織やねん。中国の政治制度は中央集権的な面が強いけど、この一番下のレベルだけは、住民の自治がちゃんと機能しとるんや。せやけど、実際は共産党の支部がこの委員会を指導しとることも多いから、完全に独立した自治組織とは言えへん面もあるんやけどな。
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