第115b条第115b条
防衛事態の公布とともに、軍隊に対する命令権と指揮権は、連邦首相に移るんや。
これは「戦争になったら首相が軍隊を指揮する」って決めた条文や。短いけどめっちゃ重要やで。普段(平時)は国防大臣が軍隊を指揮してる(第65a条)。ほんでも防衛事態(つまり戦争)になったら、指揮権が首相に移るんや。なんでかっちゅうと、戦争は国家の一大事やからや。外交も経済も軍事も、全部を統一的に指揮せなあかん。首相は国の最高責任者やから、首相が軍も指揮するねん。この条文の背景には第二次世界大戦の教訓がある。ヒトラーは1938年から国防軍最高司令官として軍を直接指揮して、軍の専門家の意見を無視して無茶な作戦を命令したんや。せやから戦後のドイツは「軍は絶対に文民(政治家)が統制する」って決めた。文民統制(civilian control)やな。
この条文でも、戦争になっても軍人(例えば将軍)に指揮権を渡すんやなくて、文民である首相に渡すねん。首相は選挙で選ばれた国会議員の中から国会が選ぶ。民主的な正統性があるんや。実際、ドイツは戦後、軍が政治に介入したことは一度もない。文民統制が完全に機能してて、軍は「国会の軍隊(Parlamentsarmee)」って呼ばれてる。国会が軍の派遣を決めるし、軍は政治家に従うんや。クラスの活動で例えるなら、「普段は『防災係』が避難訓練を指揮してる。ほんでもクラス全体の緊急事態になったら、学級委員長が直接指揮して全体の対応を統一する」って感じやな。
この条文は、権力の集中と文民統制を両立させてる。戦争になったら権力を首相に集中する。ほんでも首相は文民や。軍人やない。ドイツは戦後防衛事態になったことはないから一度も発動されてへん。ほんでも2022年のウクライナ侵攻で「もしドイツがNATOの集団防衛に参加したら」って議論が出た。この条文が示してるんは「文民統制の徹底」や。ナチスとヒトラーの反省。軍は政治家が統制する。戦争になっても民主的に選ばれた首相が軍を指揮する。これがドイツ流の軍と政治の関係やな。
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