第112条第112条
予算を超える支出と予算に入ってない支出は、連邦の財務大臣の同意がいるんや。同意は、予想できへんくて、どうしても避けられへん必要性があるときだけ出せるんやで。詳しいことは、連邦法律で決められるんや。
「予算を勝手に破ったらあかん」っちゅう、めちゃくちゃ厳しいルールを決めた条文や。予算っちゅうのは議会が決めた「約束」やから、勝手に破ることは許されへんねん。
まず言葉の意味を説明するで。「予算超過支出(ユーバープランメーシゲ・アウスガーベン)」っちゅうのは、予算に載ってる項目やけど、予算額を超える支出のことや。例えばな、年度初めに「道路修理費100万円」って予算組んだのに、「実際には120万円かかりました」っちゅうケースやな。「予算外支出(アウサープランメーシゲ・アウスガーベン)」っちゅうのは、予算に全く載ってない新しい支出のことや。例えば「新しいパソコン買いたい」って、予算書に一切書いてへんもんを買おうとするケースやな。
家族の予算で具体的に考えてみよか。年度初めに家族会議で「今年は食費月5万円、光熱費月2万円、教育費月3万円」って予算組んだとするやろ。これは家族全員で話し合って決めたルールや。ほんで年の途中で誰かが「食費6万円使いたい」(予算超過支出)とか「予算にない新しいゲーム機買いたい」(予算外支出)って言うてきたら、どうするんや?勝手には出されへん。家計を管理してる人(連邦財務大臣)の許可が絶対必要や。しかも許可が出るんは「予見できず(ウンフォアヘアゲゼーエン)かつ避けられない(ウンアプヴァイスバール)必要性がある場合のみ」や。
具体例を挙げよか。「予見できず避けられない」っちゅうのは、例えば台風で役所の屋根が壊れて、急いで修理せなあかん、みたいなケースや。これは予算作った時には予想でけへんかったし、放っておいたら雨漏りして役所の機能が止まるから、避けられへんやろ。せやから財務大臣の許可が出る。逆に「友達が新しいパソコン買ったから、うちも買いたい」程度やったら、「それは来年の予算で組み直せ」って却下されるで。「予見できた」(パソコンが古いんは前から分かってた)し、「避けられない」わけやないからな。来年まで待てるやろ。
なんでこんなに厳しいんかっちゅうと、議会の権限を守るためや。予算っちゅうのは、国民の代表である議会が「このお金をこう使います」って決めたもんや。これは国民との約束やねん。それを政府が勝手に破ったら、議会の権限が意味なくなるやろ。「議会で何決めても、政府が勝手に変えられる」んやったら、民主主義が崩れてまうんや。せやから財務大臣がしっかりチェックして、「緊急事態以外は認めへん」って厳しく統制するんやな。家族会議で決めた予算を、勝手に破ったらあかんっちゅうルールと同じや。ドイツの財政規律の厳しさが、この条文によう表れとるで。
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