第44条第四十四條
(a) 保健総会は、地域的機関を設置するのが望ましい地区を、必要に応じて決めるんやで。
(b) 保健総会は、このようにして決めた各地区の中の加盟国の過半数が同意したら、その地区の特別な必要に応える地域的機関を設置することができるんや。一つの地区には二つ以上の地域的機関は置かへんことになってるんやで。
WHOの地域事務局っていう仕組みについて定めた条文なんや。世界はめっちゃ広いやろ。アフリカとアジアとヨーロッパでは、抱えてる保健問題が全然違うんやで。せやから、WHOは世界をいくつかの地域に分けて、それぞれの地域に事務局を置いて、その地域に合った保健活動をするようになってるんやね。
条文の(a)は、保健総会が「ここに地域事務局を作った方がええな」っていう地区を決める権限を持ってる、っていう内容やねん。そして(b)では、実際にその地区の中の国々の過半数が「うちらの地域に事務局ほしいわ」って賛成したら、地域事務局を設置できる、っていうルールを決めてるんや。大事なポイントはな、その地域の国々の意見を尊重して、勝手にWHOが押し付けるんやなくて、地域の国々が望んでる場合だけ設置するっちゅうことやね。
それとな、一つの地区には地域事務局を一つだけしか置かへん、っていうルールもあるんや。これは組織をシンプルにして、どこが責任持って仕事するかをはっきりさせるためやねん。もし一つの地域に複数の事務局があったら、どっちの指示に従ったらええか分からへんくなるやろ。せやから、一地域一事務局っていう原則で、組織の効率を保ってるんやで。
例えばな、今のWHOは世界を6つの地域に分けてるんや。アフリカ地域、アメリカ地域、東南アジア地域、ヨーロッパ地域、東地中海地域、西太平洋地域の6つやね。それぞれの地域に事務局があって、アフリカ地域事務局はコンゴのブラザビル、アメリカ地域事務局はアメリカのワシントンD.C.、東南アジア地域事務局はインドのニューデリー、ヨーロッパ地域事務局はデンマークのコペンハーゲン、東地中海地域事務局はエジプトのカイロ、西太平洋地域事務局はフィリピンのマニラに置かれてるんやで。日本は西太平洋地域に入ってるんやね。
地域事務局の役割はな、その地域の国々が抱えてる保健問題を解決するために、いろんな支援をすることなんや。例えば、アフリカではマラリアとかエイズとか、感染症が大きな問題やし、ヨーロッパでは高齢化に伴う慢性疾患が問題になってるんや。地域ごとに課題が違うから、それぞれの地域事務局が、その地域に合った対策を立てて、各国を支援するんやね。
ちなみにな、この地域分権的な仕組みは、1946年のWHO設立当初からあった考え方やねん。ジュネーヴの本部だけで世界中の保健問題に対応するのは無理やから、地域ごとに専門の事務局を置いて、現場に近いところで活動する方が効果的やっていう判断があったわけや。実際、この仕組みのおかげで、WHOは世界中のいろんな保健問題に柔軟に対応できてるんやで。
せやから第四十四条は、WHOの地域事務局制度っていう、世界保健機構の活動の基盤になる仕組みを定めた条文なんや。世界中の人々の健康を守るためには、それぞれの地域の事情に合わせた活動が大事やっていう、WHOの現場主義の考え方がよう表れてるんやね。
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