第37条第三十七條
事務局長と職員は、仕事をする時に、どんな政府からも、この機関の外のどんな権力者からも、指示を求めたり受けたりしたらあかんねん。事務局長と職員は、国際的な役員っていう立場を傷つけるかもしれへん行動は全部慎まなあかんのや。一方で、この機関の加盟国はみんな、事務局長と職員が純粋に国際的な立場で仕事してることを尊重して、これを左右しようとせんことを約束するんやで。
WHO事務局の独立性っていう、すごく大事な原則を決めた条文なんやで。事務局長とその職員さんたちは、加盟国の政府とか、外部の権力者から「こうしなさい」って指示を求めたり受けたりしたらあかんねん。これは「国際公務員の独立性」っていう原則で、国際機関で働く人たちは、どこかの国の言いなりになるんやなくて、世界全体のために働かなあかんっていうことなんや。
考えてみてな、もしWHOの事務局長がアメリカ政府の指示に従って仕事したり、ロシアの言うことを聞いて決定を変えたりしたら、どうなると思う?そうなったら、WHOは世界の健康を守る機関やなくて、特定の国の道具になってしまうやろ。せやから、事務局の人たちは、どんな国からも独立して、純粋に「世界中の人の健康」っていう目標だけを見て働かなあかんのや。
この条文の面白いところはな、事務局側だけやなくて、加盟国側にも義務を課してるところなんやで。加盟国は「事務局長と職員のもっぱら国際的な性質を尊重すること」って約束せなあかんねん。つまり、「うちの国に有利になるように決めてや」とか「うちの言うこと聞いてくれへんかったら予算削るで」みたいなプレッシャーをかけたらあかんっていうことや。これは双方向の約束なんやね。
例えばな、ある国で感染症が大流行したとするやろ。その国の政府は「こんなん公表したら恥ずかしいから内緒にしてくれ」ってWHOの事務局に頼むかもしれへん。でもな、事務局はその国の要請に従うんやなくて、世界中の人々の健康を守るために正確な情報を発表せなあかんのや。これが国際公務員の独立性っていうことやねん。
歴史を見てもな、この独立性っていうのは国際機関にとって命綱みたいなもんやったんや。WHOは1946年に設立されたけど、当時は第二次世界大戦が終わったばかりで、世界はすぐに冷戦に突入したんやね。アメリカとソ連が対立してる中で、もしWHOがどっちかの陣営の道具になってたら、世界の健康問題に協力して取り組むなんて無理やったと思うねん。
せやから第三十七条は、WHOっていう組織が本当の意味で「世界の」機関であるための土台なんや。事務局が独立してるからこそ、WHOは政治の壁を越えて、天然痘を撲滅したり、感染症対策で各国を支援したり、世界中の人の健康を守る活動ができるんやで。
この条文が教えてくれるのはな、国際協力っていうのは、お互いの独立性と中立性を尊重することから始まるんやっていうことやね。どの国も自分の利益だけを押し通そうとせんで、共通の目標のために協力する。そういう姿勢があって初めて、本当の意味での国際機関が機能するんやで。
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