第35条第三十五條
事務局長は、保健総会が決めた職員規則に従って、事務局の職員を雇うんやで。職員を採用する時に一番大事なんは、事務局の能率、誠実さ、それと国際的な代表っていう性質を最高水準に保つことなんや。それと、できるだけ広い地理的な範囲から職員を集めることの大切さも、ちゃんと考えなあかんねん。
WHO事務局長がどうやって職員を雇うかっていうルールを決めた条文なんやで。事務局長は、保健総会が作った職員規則に従って、事務局で働く人を採用する権限を持ってるんや。せやけどな、ただ誰でもええから雇うんやなくて、ちゃんとした基準があるんやね。
まず一番大事なんは、「能率、誠実、国際的代表としての性質を最高水準に維持する」っていう3つの要素やねん。能率っていうのは、要するに仕事ができるかどうか、ちゃんと効率よく仕事をこなせるかっていうことや。誠実っていうのは、正直で真面目に働けるか、倫理観がしっかりしてるかっていうことやね。そして国際的代表としての性質っていうのは、国際機関で働く人として、自分の国の利益だけやなくて、世界全体のことを考えられるかどうかっていう資質のことなんやで。
例えばな、ある人がめちゃくちゃ優秀な医者やとしても、それだけやあかんねん。WHOの職員として働くなら、国境を超えて色んな国の人と協力できる心構えが必要やし、公正で誠実に仕事をする姿勢が求められるわけや。国際機関の職員は、自分の国の代表やなくて、世界中の人々の健康のために働く「国際公務員」やからな。
それと、もう1つ大事なんが、「できる限り広い地理的範囲から採用する」っていう原則やねん。これはどういうことかっていうと、WHOの職員がヨーロッパとかアメリカの人ばっかりになったらあかんっていうことなんや。アフリカの国もアジアの国も南米の国も、世界中の色んな地域から人を集めて、多様な文化や視点を組織に取り入れることが大切やねん。そうすることで、ある地域に偏った考え方やなくて、世界全体にとってバランスの取れた保健政策ができるようになるわけや。
ただな、この地理的多様性は「充分な考慮を払わなければならない」って書いてあるけど、一番大事なのはやっぱり能力と誠実さやねん。「この地域の人がまだおらんから、ちょっと能力低いけど雇おう」とかやったら本末転倒やろ。まずは能力と誠実さをクリアした上で、その中から地理的なバランスも考えるっていう順番なんやで。
この条文はな、実は国連憲章の第101条にも同じような原則が書かれてるんや。WHOは国連の専門機関やから、国連全体で共有されてる「国際公務員」の考え方を受け継いでるわけやね。国際機関で働く人は、どこの国の出身であっても、自分の国の指示で動くんやなくて、その国際機関の目的のために独立して働かなあかん。せやから、能力と誠実さがめちゃくちゃ大事なんや。
1946年にWHOが作られた当時はな、世界がまだ植民地支配から抜け出せてへん地域もぎょうさんあって、国際機関の職員もヨーロッパや北米の人ばっかりやったんや。せやけど、この第三十五条があることで、徐々にアフリカやアジアの国々からも職員が採用されるようになって、今では本当に世界中の人がWHOで働いてるんやで。それが、世界中の人々の健康を守るっていうWHOの使命を果たすためには絶対に必要なことやねん。
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