第55条 第55条
第55条 第55条
人民の同権及び自決の原則の尊重に基礎をおく諸国間の平和的且つ友好的関係に必要な安定及び福祉の条件を創造するために、国際連合は、次のことを促進しなければならない。
a.一層高い生活水準、完全雇用並びに経済的及び社会的の進歩及び発展の条件
b.経済的、社会的及び保健的国際問題と関係国際問題の解決並びに文化的及び教育的国際協力
c.人種、性、言語または宗教による差別のないすべての者のための人権及び基本的自由の普遍的な尊重及び遵守
みんなが平等に、自分らで自分らのこと決められる権利を大事にして、国同士が仲良うやっていくために必要な安定と幸せな暮らしを作っていくために、国際連合はこんなことを進めていかなあかんのや。
a.もっと良い生活ができるようにすること、みんなが働けるようにすること、そして経済も社会もどんどん発展していくこと
b.経済や社会、健康に関する世界の問題を解決したり、文化や教育で国際的に協力し合うこと
c.人種とか性別、言葉や宗教の違いで差別せんと、すべての人の人権と基本的な自由をみんなで尊重して守っていくこと
第55条は、国際連合が促進すべき経済的・社会的協力の目的を定めた重要な規定です。この条文は、単なる平和の維持にとどまらず、人々の生活水準の向上や人権の尊重など、積極的な福祉の実現を国連の使命として位置づけています。
具体的には、(a)完全雇用と生活水準の向上、(b)国際問題の解決と文化・教育協力、(c)人権と基本的自由の普遍的尊重という三つの柱が示されています。これらは相互に関連し合い、真の平和と安定の基盤を形成します。
この規定は、第9章「経済的及び社会的国際協力」の冒頭に位置し、以降の条文で具体化される国連の経済社会活動の基本理念を示しています。経済社会理事会や各専門機関の活動も、この条文に掲げられた目的の実現を目指して展開されています。
国連が目指す「経済的・社会的協力」の基本方針を示した、ほんまに大事な条文なんやで。
国連いうたら、戦争を止めたり平和を守ったりするイメージが強いやろ?ほんでもな、実はそれだけやないんや。この条文は「平和だけでは足りへん、みんなが幸せに暮らせる世界を作らなあかん」いうことを言うてるんやな。戦争がなくても、貧しかったり病気が多かったり、差別があったりしたら、ほんまの平和とは言えへんやろ?
まず最初に書いてあるんは「人民の同権及び自決の原則」や。これは、すべての人が平等で、自分らのことは自分らで決められる権利を持っとる、いうことやな。この考え方を土台にして、国同士が仲良う付き合うていける「安定と福祉」を作りましょう、いうわけや。
ほんで具体的に何をするんか、三つのポイントが書いてあるんや。まず(a)は「もっと良い生活、完全雇用、経済と社会の発展」やな。例えばな、発展途上国の人たちがもっと良い教育を受けられるようにしたり、仕事を見つけられるようにしたり、病院や学校を作ったりするんや。国連の開発計画(UNDP)とかが、まさにこういう活動をしとるんやで。
次の(b)は「国際問題の解決と文化・教育協力」や。経済問題、社会問題、健康問題、そして文化や教育の分野で、国際的に協力し合うんやな。例えばな、WHO(世界保健機関)が感染症対策で協力したり、UNESCO(国連教育科学文化機関)が世界遺産を守ったり教育を支援したりするんは、この条文の精神に基づいとるんや。
そして(c)は「人権と基本的自由の尊重」や。これが特に大事なんやけど、人種や性別、言葉や宗教の違いで差別したらあかん、すべての人の人権を尊重して守っていかなあかん、いうことやな。1948年に採択された世界人権宣言も、この条文の考え方を具体化したものなんやで。
この第55条は、国連憲章の第9章「経済的及び社会的国際協力」の最初の条文や。つまり、これから出てくる経済社会理事会や専門機関の活動は、ぜんぶこの条文に書いてある目的を実現するためのものなんやな。平和と安全を守るだけやなくて、みんなが幸せに暮らせる世界を作る。それが国連の大きな使命なんや。覚えといてな。
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