第26条 第26条
第26条 第26条
世界の人的及び経済的資源を軍備のために転用することを最も少くして国際の平和及び安全の確立及び維持を促進する目的で、安全保障理事会は、軍備規制の方式を確立するため国際連合加盟国に提出される計画を、第47条に掲げる軍事参謀委員会の援助を得て、作成する責任を負う。
世界の人材とか経済とかを、できるだけ軍備のために使わへんようにして、国際平和と安全を作って守っていくために、安全保障理事会は、軍備を規制する仕組みを作る計画を、第47条に書いてある軍事参謀委員会の助けを借りて作って、それを国連加盟国に提出する責任があるんやで。
本条は、安全保障理事会に軍備規制(軍縮)の計画を作成する責任を課した条文である。世界の人的・経済的資源が過度に軍事目的に使われることを防ぎ、国際平和と安全の確立・維持を促進することを目的としている。軍事参謀委員会(第47条で規定)の専門的助言を得て、具体的な軍備規制の方式を確立し、加盟国に提案する義務を負う。
この規定は、第二次世界大戦前の軍拡競争が戦争の原因の一つとなった反省に基づいている。国連創設者たちは、軍備の無制限な増強を防ぐことが平和維持に不可欠と考え、安保理にこの重要な任務を委ねた。しかし、冷戦期には米ソ対立により、この条文の理念は十分に実現されなかった。
現代においても、核兵器や通常兵器の軍縮は国際社会の重要課題である。本条は安保理に軍縮の責任があることを明確にしており、核不拡散条約(NPT)や各種軍縮条約の法的基礎の一つとなっている。
軍備を減らす、いわゆる「軍縮」について安全保障理事会が責任を持つんやでっていうことを定めてるんや。これは国連憲章の中でも、平和を守るための大事な考え方を示した条文やねん。
この条文が言うてることを簡単に説明するとな、「世界中の人材とかお金とかを、できるだけ軍隊の武器を作ったり維持したりすることに使わへんようにしましょう」っていうことなんや。そして、そのために安保理が「どうやって軍備を規制するか」っていう計画を作って、国連加盟国に提案する責任があるんやで。
なんでこんな条文ができたかっていうとな、第二次世界大戦が起きる前の時代を見たらわかるんや。1930年代、世界中の国が「うちの国を守らなあかん」「他の国に負けたらあかん」って言うて、どんどん軍備を増やしていったんやね。例えばな、ドイツは第一次世界大戦で負けた後、ヒトラーが政権を取ってから急速に軍備を増強して、戦車や飛行機をめっちゃ作ったんや。日本も中国に侵攻するために軍隊を強化して、アメリカやイギリスも対抗して軍備を増やしていった。こうやって各国が競い合うように軍備を増やしていくことを「軍拡競争」って言うんやけど、これが結局、第二次世界大戦っていう大きな戦争につながってしもたんやね。
せやから国連を作るときに「今度こそは軍拡競争を防がなあかん」っていうことで、この第26条ができたわけや。安保理に対して「あんたらが中心になって、世界中の軍備をどう規制するか、ちゃんと計画を立てて提案しなさい」っていう責任を与えたんやで。そして、その計画を作るときには、第47条に書いてある「軍事参謀委員会」っていう専門家の集まりの助けを借りることになってるんや。
ただな、正直言うとこの第26条は、思ってたようには機能せえへんかったんや。国連ができた直後から、アメリカとソ連が対立する「冷戦」が始まってしもてな。両方とも核兵器をどんどん作って、互いに「相手が攻めてきたら、こっちも核で反撃するぞ」っていう「核抑止」の考え方で睨み合ってたんやね。そんな状況やから、安保理で軍縮の計画を作ろうとしても、アメリカとソ連が対立して、まともな議論にならへんかったんや。拒否権を使われて、何も決められへん状態が長く続いたわけやね。
それでもな、この第26条の理念は完全に死んだわけやないんやで。例えばな、核不拡散条約(NPT)とか、化学兵器禁止条約とか、いろんな軍縮の条約ができてきたんやけど、これらの条約の法的な基礎の一つが、この第26条の考え方なんや。「世界の資源を軍備やなくて、人々の幸せのために使おう」っていう理念は、今でも国際社会の大事な目標なんやね。
現代でもな、世界中で毎年めっちゃたくさんのお金が軍事費として使われてるんや。そのお金があったら、貧しい国の教育や医療を改善できるし、環境問題にも取り組めるやろう。せやから、この第26条が言うてることは、今でも全然古くなってへんねん。むしろ、これからもっと真剣に取り組まなあかん課題やと思うで。安保理が本来の責任を果たして、世界の軍縮をリードしていく、そういう日が来ることを願ってるんやね。
簡単操作