第14条第14条
この条約はな、署名のためにすべての国に開放されとるんや。この条約が3の規定に従って効力を生ずる前にこの条約に署名せえへんかった国も、いつでも加入することができるんやで。この条約は署名した国によって批准されなあかん。批准書と加入書は、寄託国政府として指定されたアメリカ合衆国、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国、それにソヴィエト社会主義共和国連邦の政府に寄託するもんや。この条約は、寄託国政府として指定された政府を含む5つの政府が批准書を寄託した時に効力を生じるんやで。この条約が効力を生じた後に批准書か加入書を寄託する国については、その批准書か加入書を寄託した日に、この条約が効力を生じるんや。寄託国政府は、すべての署名国と加入国に対して、署名した日、この条約の批准書と加入書を寄託した日、この条約が効力を生じた日、そのほかについてもすみやかに通報せなあかんのや。この条約は、寄託国政府が国際連合憲章第102条の規定に従って登録するもんやで。
サークルに入りたいときに、入会届を出す窓口がいくつも用意されとったら、ちょっとややこしいと思わへん? せやけど、どの窓口に出しても、ちゃんと本部に届くようになっとったら安心できるやろ。宇宙条約もこれと似た仕組みを持っとってな、批准書や加入書を届ける窓口が、あらかじめ三つ決められとるんやで。
この条約はすべての国に開かれとって、条約が効力を持つ前に署名せえへんかった国でも、いつでも加入することができるんや。署名した国はそのあと批准をせなあかんのやけど、その批准書や加入書は、寄託国政府として指定されたアメリカ合衆国、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国、それにソヴィエト社会主義共和国連邦のどこかに届けることになっとる。この三つの国を含む五つの政府が批准書を寄託した時点で、条約はようやく効力を持つんやで。実際には1967年1月27日にワシントン・ロンドン・モスクワの三つの都市で同時に署名式が行われて、その年の10月10日に発効しとるんや。寄託国政府は、誰がいつ仲間になったんかを、署名国や加入国すべてに、すみやかに知らせなあかん義務も負うとるんやで。
例えばな、条約ができた1967年の時点ではまだ宇宙開発どころやなかったDさんの国が、何十年もたってから本格的に人工衛星の打ち上げを始めることになったとするやろ。Dさんの国は交渉の場におらんかったからというて、仲間はずれにされるわけやない。いつでも好きなときに、条約に加入することができるんや。ちょうど同じころ、Iさんの国も加入を決めたとしたら、二つの国はそれぞれが批准書や加入書を寄託した日から、その国について条約が効力を生じることになっとるんやで。
寄託国政府が3か国に限られとって、しかもその国々にきちんと書類が集まる仕組みになっとるから、「いつ、どこの国が仲間になったんか」が、後からあいまいになる心配があらへん。しかも条約は国際連合憲章第102条に従って登録されるさかい、公式な記録としてちゃんと残るんや。手続きが地味に見えても、こういう土台があるからこそ、条約は何十年たっても揺らがへん約束事でいられるんやで。
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