第9条第9条
国際度量衡局の建設と設備にかかる費用は全部、それに毎年の維持費や委員会の経費も合わせて、締約国からの分担金でまかなわれることになっとる。その金額は、それぞれの国の実際の人口に応じて計算されるんやな。
ワンポイント解説
何人かでお金を出し合う時、みんな同じ額を払うのが公平とは限らへんやろ。人数が多いとこと少ないとこが、同じ金額を払わされたら、それはそれで不満が出てきそうやんな。第9条は、国際度量衡局にかかるお金を、締約国みんなでどうやって分担するんかを定めとる条文やねん。
例えばな、マンションの何軒かの世帯で、共用の庭の水やり用ホースを新しく買い替えることになったとするやろ。一人暮らしのAさんの部屋も、家族五人で住んどるBさんの家も、みんな同じ金額をきっちり均等に払うんは、なんや不公平な感じがせえへんか。そこでマンションの管理組合が、各世帯の人数に応じて負担額を決めることにしたんや。人数の多い世帯はちょっと多めに、少ない世帯はちょっと少なめに、いう按分方式やな。第9条が定めとる分担金の考え方もこれと同じでな、局の建設費や設備費、それに毎年の維持費や委員会の経費まで含めて、締約国それぞれの実際の人口に比例させて金額を計算することになっとるんやで。
人口が多い国ほど、それだけ度量衡の恩恵を受ける国民の数も多いはずやから、負担も多めに、いう考え方は筋が通っとるように思うわ。第1条で「共同の費用で」言うてたふわっとした約束を、第9条でここまで具体的な計算方法にまで落とし込んどる、いう意味では、この条文は9条全体のいわば締めくくりにあたる部分とも言えるんやで。
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