おおさかけんぽう

法律をおおさか弁で知ろう。知らんけど

第9条信頼こそが正しい行いの基本や

第九条はな、「信は是れ義の本なり」っちゅうことやねん。これは、信頼っちゅうもんが、正しい行いの基本やで、っちゅう意味や。

どんなことをするときでも、信頼が大事なんや。物事がうまくいくかいかへんか、成功するか失敗するかは、みんな信頼にかかってるんやで。役人たちがお互いに信頼し合ってたら、どんな難しいことでもできるもんや。でも、もし信頼がなかったら、すべてのことがうまくいかへんようになってしまうんや。

ワンポイント解説

とてもシンプルやけど、めちゃくちゃ大事なことを言うてるんや。「信頼」っちゅうのは、人間関係の基本中の基本やからな。太子さんは、「信は是れ義の本なり」って言うてはる。つまり、信頼っちゅうのは、正しい行いの根っこやっちゅうことやねん。

これはな、中国の孔子が説いた「五常」(仁・義・礼・智・信)っちゅう五つの徳の一つなんや。太子さんは、この中でも特に「信」を強調してはるんやな。なんでかっちゅうと、当時の日本は、豪族同士が互いに疑心暗鬼になってて、誰も信用できへん状態やったからや。例えばな、ある豪族が「一緒に協力しましょう」って言うても、裏で別の豪族と手を組んでるかもしれへん。そういう裏切りがしょっちゅうあったから、みんな疑い合ってたんやな。

太子さんは、「其善悪成敗、要在于信」って言うてはる。物事がうまくいくかいかへんか、成功するか失敗するかは、全部信頼にかかってるんやでっちゅう意味や。これは、めちゃくちゃ深い洞察やと思うで。どんなにええ計画を立てても、どんなに優秀な人材がおっても、お互いを信頼してへんかったら、何もうまくいかへん。

例えばな、遣隋使を派遣する時のことを考えてみ。小野妹子が隋まで行くのは、命がけの旅やった。途中で海が荒れて船が沈むかもしれへんし、隋の皇帝に失礼なことをしたら殺されるかもしれへん。そんな危険な仕事を任せるには、太子さんと小野妹子の間に、深い信頼関係がなかったら成り立たへんやろ。小野妹子は「太子さんが任せてくれたんやから、命をかけてやり遂げる」って思うし、太子さんは「妹子やったら絶対に成し遂げてくれる」って信じてた。そういう信頼関係があったから、あの大事業が成功したんやな。

「群臣共信、何事不成。群臣無信、万事悉敗」っちゅう最後の部分は、とても明快やろ。役人たちがお互いに信頼し合ってたら、どんな難しいことでもできる。でも、もし信頼がなかったら、すべてのことがうまくいかへんようになってしまう。これは、現代の組織論で言うところの「心理的安全性」にも通じる考え方やと思うで。

現代でも同じやろ。会社でも、学校でも、家庭でも、お互いを信頼し合ってるチームは強いし、疑い合ってるところはバラバラになってしまう。例えばな、会社でプロジェクトを進める時に、メンバー同士が「あいつは本当に仕事してるんか」「あいつは裏切るんちゃうか」って疑い合ってたら、絶対にうまくいかへん。逆に、「あいつやったら大丈夫」「みんなで力を合わせたら乗り越えられる」って信じ合ってたら、困難な状況でも頑張れるもんや。

太子さんは、国を治めるのも、結局は人の心の問題やっちゅうことを分かってはったんやな。法律や制度も大事やけど、最後は人と人との信頼関係がなかったら、何もうまくいかへん。うちは、この第九条が、組織運営の本質を突いた、とても深い条文やと思ってるんやでな。知らんけど。

0

簡単操作

🖱️ クリック、⌨️ スペースキー:言語の切り替え📱 スワイプ、⌨️ ← → キー:前後の条文へ