第5条第5条
知恵や知識は世界中から集めてきて、天皇はんを中心にした国の土台を、うんと盛り立てていかなあかんな。
ワンポイント解説
「井の中の蛙」ということわざ、知ってるやろ。狭い世界だけで満足してたら、外にどんだけ広い世界があるか気づけへんまま終わってしまうんや。第五条はまさに、そういう「井の中の蛙」から抜け出そういう条文やねんで。
江戸時代の日本は、長いこと鎖国をしとって、外国の学問や技術にほとんど触れんと過ごしてきたんや。せやけど世界にはもっと進んだ知恵がぎょうさんある。第五条は、そのことを素直に認めて、「知識は世界中から集めてこよう、そんでもって天皇はんを中心にした新しい国の土台を、うんと盛り立てていこう」いう決意を示した条文なんよ。
例えばな、Aさんが村いちばんの物知りやったとしても、隣村のBさんの方が新しい農具の使い方に詳しかったら、意地張らんとBさんに教えてもろた方がええやろ。それと同じで、明治政府も「日本の考え方だけが正しい」と意地張るんやのうて、外国の学者さんや技術者さんをようさん招いて、鉄道や医学や法律のことをどんどん教えてもろたんや。自分らのプライドにこだわるより、国全体のためになる道を選んだんや。それがこの条文の教えやねんで。知らんことを素直に「知らん」と認めて教えを請う謙虚さが、結局は国を強うする一番の近道やったんやな。
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