第4条第4条 叛逆・殺害人の追放
諸国の大名や小名、それに家臣を抱える者たちは、自分とこで召し抱えとる士卒の中に謀反や人殺しをした者がおる、いう知らせがあったら、すぐに追い出さなあかんことやで。
そもそも野心を抱く者いうんは、国家をひっくり返す道具であり、人々の命を絶つ剣そのものなんや。そんな者を許して置いとくやなんて、とても認められるはずないやろ。
ワンポイント解説
この条文のポイントは「速やかに」いう二文字やと、わたしは思うんよ。悪い者を最終的に追い出すことより、迷わずすぐ動くことのほうが強調されとるんやな。
例えばな、Gさんいう大名の家臣が、主君への謀反を企ててそれが発覚したとするやろ。Gさんが「まだ確証がない」「長年仕えてくれた人やし」いうて処分を先延ばしにしとったら、その間に事態はどんどん悪うなっていくかもしれへん。すぐに動いたHさんいう別の大名と比べたら、対応の速さの差が、そのまま家の安定の差になってしまうんよ。
謀反人を「国家を覆すの利器、人民を絶つの鋒剣」とまで言い切るところに、当時の幕府の危機感がよう出とるわ。第三条で「隠すな」言うといて、第四条でさらに「迅速に追い出せ」て念押しするあたり、幕府がどれだけ謀反というものを恐れとったか伝わってくるやろ。
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