第246条加工
他人の動産に工作を加えた者(以下この条において「加工者」というで。)がおる時は、その加工物の所有権は、材料の所有者に帰属するんや。ただし、工作によって生じた価格が材料の価格を著しく超える時は、加工者がその加工物の所有権を取得するねん。
前項に決まってる場合において、加工者が材料の一部を供した時は、その価格に工作によって生じた価格を加えたもんが他人の材料の価格を超える時に限って、加工者がその加工物の所有権を取得するんやで。
ワンポイント解説
他人の動産に工作を加えた場合、原則として加工物の所有権は材料所有者に帰属するねん。でも、工作価格が材料価格を著しく超える場合は、加工者が所有権を取得するんや。加工者が材料の一部を供した場合は、その価格と工作価格の合計が他人の材料価格を超える場合に限り、加工者が所有権を取得するねん。
例えばな、Aさんが他人のBさんの木材(10万円)で立派な家具(50万円)を作ったとするやろ。工作価格(40万円)が材料価格(10万円)を著しく超えてるから、Aさんが家具の所有権を取得するんや。Aさんの技術と労力が価値を大きく高めたから、Aさんのもんになるっちゅうことやな。
ただし、Aさんは、Bさんに償金(木材代)を払わなあかんねん(248条)。Bさんの木材を使うたんやから、その分のお金は払うんや。逆に、工作価格が材料価格を著しく超えへん場合は、加工物は材料所有者のBさんのもんになるねん。例えば、10万円の木材を12万円の家具にしたくらいやったら、材料の方が重要やから、Bさんのもんっちゅうことや。工作の価値が高かったら加工した人のもん、材料の価値が高かったら材料の持ち主のもんっていう公平な決まりやねん。
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