第184条指図による占有移転
代理人によって占有をする場合において、本人がその代理人に対して以後第三者のためにその物を占有することを命じて、その第三者がこれを承諾した時は、その第三者は、占有権を取得するねん。
ワンポイント解説
指図による占有移転っていう便利な引渡し方法について決めてるんや。これは、物が第三者(例えば倉庫業者とか)の元にある場合に使われる方法やねん。代理人が占有してる場合、本人が代理人に対して「これからは別の人のために保管してや」って命じて、その別の人が「ええで」って承諾したら、その人が占有権を取得するんや。物は一切動かさへんけど、法律上の占有が移転するねん。
これは、一旦本人が物を取り戻してから、また第三者に渡すっていう面倒な手間を省くための制度や。三者間(本人、代理人、第三者)で観念的に占有を移転させるんやな。運送費用を削減できるし、時間も節約できるから、実務でよう使われるで。
例えばな、Aさんの荷物を倉庫業者Bが保管してたとするやろ。Aさんがその荷物をCさんに売ったとするやんか。普通やったら、AさんがBから荷物を引き取って、それをCさんに渡さなあかんけど、それは面倒やし運送費もかかるやろ。せやから、AさんがBに「これからはCさんのために保管してや」って命じて(指図)、Cさんが「ええで」って承諾したら、荷物を動かさんでもCさんに占有権が移転するんや。これが指図による占有移転やな。Cさんは代理占有(181条)を取得することになるねん。運送中の荷物を転売する場合とか、遠隔地の物を取引する場合にめちゃくちゃ便利やで。動産の対抗要件(178条)としても有効やから、取引の安全に役立ってるんや。
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