第222条文書の特定のための手続
文書提出命令の申立てをする場合において、前の条の第一項第一号または第二号に掲げる事項を明らかにすることが著しく困難であるときは、その申立ての時においては、これらの事項に代えて、文書の所持者がその申立てに係る文書を識別することができる事項を明らかにすれば足りるんや。この場合においては、裁判所に対して、文書の所持者に当該文書についての同じ項の第一号または第二号に掲げる事項を明らかにすることを求めるよう申し出なあかんのやで。
前の項の規定による申出があったときは、裁判所は、文書提出命令の申立てに理由がないことが明らかな場合を除いて、文書の所持者に対して、同じ項の後段の事項を明らかにすることを求めることができるんや。
文書を特定するのが難しい場合の手続について決めてるんや。第1項は、前の条の第1項第1号または第2号に掲げる事項(文書の表示とか趣旨とか)をはっきりさせるんが著しく困難な場合は、申立ての時点では、その代わりに「文書の所持者がどの文書か分かるような情報」を示せば十分って言うてるわけやな。で、この場合は、裁判所に「文書の所持者に詳しい情報を明らかにさせてください」って申し出なあかんのや。
例えばな、AさんがBさんを訴えてて、「Bさんが持ってる契約書を証拠として使いたい」と思ってるんやけど、Aさんはその契約書の内容を詳しく知らへんとするやろ。「2020年10月頃にBさんと結んだ契約書」っていう程度の情報しかないわけや。そういう場合、とりあえずその程度の情報を示して、裁判所に「Bさんに『これはどういう契約書ですか?』って聞いてください」って頼めるんや。
第2項は、そういう申出があったら、裁判所は、申立てに理由がないことが明らかな場合を除いて、文書の所持者に「この文書ってどんな文書?詳しく教えて」って求めることができるってことや。文書の内容を知らへんと特定できへんことがあるから、裁判所が間に入って情報を引き出す仕組みになってるわけやな。申立人の負担を軽くして、公平な証拠収集ができるようにしてる制度やねん。
簡単操作