第11条 研究開発の推進等
第11条 研究開発の推進等
国は、人工知能関連技術の基礎研究から実用化のための研究開発に至るまでの一貫した研究開発の推進、研究開発機関における研究開発の成果の移転のための体制の整備、研究開発の成果に係る情報の提供その他の施策を講ずるものとする。
国は、AI関連技術の基礎研究から実用化のための研究開発に至るまでの一貫した研究開発を推進せなあかん。研究開発機関での研究開発成果を移転するための体制の整備、研究開発成果に関する情報の提供、その他の施策も講じなあかん。
第2章の冒頭条文として、研究開発の推進について定めています。基礎研究から実用化まで一貫した支援を行うことを明記しています。
「成果の移転のための体制の整備」により、技術移転やスタートアップ創出などの仕組み作りを国の責務としています。
「情報の提供」により、研究成果のオープン化や共有を促進することを定めています。
第2章に入って、いよいよ具体的な施策の話になってきたで。この11条は「研究から商品化まで、全部面倒みますで」っちゅう国の宣言やねん。AI政策の本丸とも言える、研究開発支援についての条文や。
めっちゃ大事なポイントは「基礎研究から実用化まで一貫して」って言うてることやねん。普通は、基礎研究っちゅうのは大学がやって、実用化は企業がやるっちゅう役割分担があるんや。でもな、その間に「死の谷」って呼ばれる大きな溝があって、大学の素晴らしい研究がなかなか製品にならへんっちゅう問題があるんやで。例えばな、日本の大学で開発された技術が、結局アメリカの企業に買い取られて、外国で製品化されるっちゅうケースが結構あるんや。それってもったいないやろ?やからこの法律は、その溝を埋めるために国が一貫して支援しますよって言うてるわけやな。
「成果の移転のための体制の整備」っちゅうのも面白い話やねん。これは大学の先生が作った技術を、企業に渡して商品にするっちゅう仕組みのことや。日本は昔から、研究は世界トップクラスやのに、それをビジネスにするんが下手やって言われてるんや。例えばな、青色LEDとかiPS細胞とか、日本人がノーベル賞を取るような発明をしても、実際にそれで大きな産業を作ったんは外国やったりするねん。そういう「もったいない」状況を変えるために、大学と企業をつなぐ人材や仕組みをちゃんと作りましょうっちゅうことやな。
「情報の提供」も地味やけど大事やで。みんなでAI研究のノウハウを共有したら、日本全体のレベルが上がるやん。一つの大学だけ、一つの企業だけが技術を独占してても、世界の競争には勝てへんねん。オープンイノベーションっちゅう考え方で、みんなで知恵を出し合って、日本全体で強くなろうっちゅう戦略やと思うで。
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