第21条 AMENDMENT XXI
第21条 修正第21条
Section 1.
The eighteenth article of amendment to the Constitution of the United States is hereby repealed.
Section 2.
The transportation or importation into any State, Territory, or possession of the United States for delivery or use therein of intoxicating liquors, in violation of the laws thereof, is hereby prohibited.
Section 3.
This article shall be inoperative unless it shall have been ratified as an amendment to the Constitution by conventions in the several States, as provided in the Constitution, within seven years from the date of the submission hereof to the States by the Congress.
第1節
アメリカ憲法の修正第18条は、ここに廃止されるんや。
第2節
その法律に違反して、酔わせる酒類をどっかの州とか準州とかアメリカの領土に、そこでの配達とか使用のために運んだり輸入したりすることは、ここに禁止されるんやで。
第3節
この条は、憲法に決められたとおりに、連邦議会が各州に出した日から7年以内に、各州での憲法会議で憲法の修正として承認されへんかったら、無効になるんや。
ワンポイント解説
修正第18条(禁酒法)を廃止した修正条項です。
1933年に批准され、禁酒法は終了しました。禁酒法は密造酒の横行、犯罪組織の台頭、法の権威の失墜を招き、大失敗と認識されました。
憲法史上唯一、他の修正条項を完全に廃止した条項です。わずか14年間の禁酒法実験は、社会改革を憲法で強制することの限界を示しました。第2節により、各州が独自に酒類規制を行う権限は保持されています。
修正第18条(禁酒法)を廃止した修正条項やで。アメリカが「やっぱり間違ってました」って憲法修正で認めた唯一の例やねん。
1933年に決まって、禁酒法はついに終わったんや。禁酒法が施行されてから13年、アメリカ社会はめちゃくちゃになっとったんやな。密造酒が横行して、アル・カポネみたいなギャング組織がめっちゃ力を持って、警察や政治家も買収されて、法律の権威はガタ落ちや。一般市民も普通に法律を破ってもぐり酒場に通ってたから、「悪法は守らんでええ」っちゅう風潮が広がってもうたんやで。それに、1929年から始まった大恐慌で経済がボロボロになって、「お酒を合法化したら税収が増えるし雇用も生まれるやん」っちゅう現実的な理由も大きかったんや。フランクリン・ルーズベルト大統領が「禁酒法廃止」を公約に掲げて当選して、国民の圧倒的支持でこの修正が実現したんやな。
憲法の歴史で唯一、他の修正条項を完全に廃止した条項や。たった14年間の禁酒法実験は、「社会問題を憲法で解決しようとするんは危険や」「人の行動を法律で無理やり変えるんは無理」っちゅう教訓を残したんやで。面白いのは、この修正第21条は、通常の州議会やなくて各州の「憲法会議」で批准されたんや。これは憲法史上唯一の方法やねん。それだけ「一刻も早く禁酒法をやめたい」っちゅう国民の意志が強かったんやな。第2節で、各州が独自にお酒の規制をする権限は残されとるから、今でも州によって酒類販売のルールは違うんやで。この失敗から、アメリカは「道徳的な価値観を憲法で強制するな」っちゅうことを学んだんや。
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